株式会社刀CEO森岡毅の経歴がすごい!現代最強マーケターの実績

森岡毅 経歴

2022年5月29日、『日曜日の初耳学』株式会社刀の代表取締役CEOである森岡毅さんが出演します。

森岡毅さんは、現代最強マーケターと呼ばれる優秀なマーケターです。

そんな森岡毅さんが、現代最強マーケターと呼ばれるまでに、どのような道を歩んできたのでしょうか。

今回は、

「森岡毅さんのこれまでの経歴は、どんなもの?」

「森岡毅さんの実績は?」

といった点についてピックアップしていきます。

森岡毅さんとは

森岡毅

森岡毅さんは、株式会社刀の代表取締役CEOです。

1972年生まれ。

趣味は釣りやチェス、クラシックなど。

ビジネス書も多く世に出しており、

・USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?

・USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

・確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

・苦しかった時の話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」

などがあります。

森岡毅さんの経歴

森岡毅さんの経歴は、以下のようになっています。

・神戸大学経営学部に在学中に震災を経験

P&Gジャパンへ入社

P&G世界本社(米国シンシナティ)へ転籍

USJ入社

株式会社刀を設立

それでは、詳しく見ていきましょう。

神戸大学経営学部、そして震災

森岡毅さんは、神戸大学経営学部に在学しており、大学4年生になって就活を始めました。

一番の趣味である海釣りや、食事も肉よりは魚派という事もあって、水産部でマグロの扱いが有名だった某大手商社から内定をもらいます。

その商社に本気で入社する気になっていた森岡毅さんでしたが、そんな折に震災を経験します。

私自身、欲を素直に出したいと思うようになったきっかけが、阪神淡路大震災でした。ものの十数秒のうちに、何千人もの命が一瞬にして奪われるのを目の当たりにしたわけですから、当時の衝撃はいまでも筆舌に尽くせません。

震災によって学友が40人以上亡くなりましたし、中には前日の16日夕刻、一緒にお茶を飲んでいた仲間もいました。

NEWSポストセブンより

森岡毅さんは震災を通して、欲を素直に出そうという考え方に変わり、成果主義で競争の激しい外資系への就職に切り替えます。

P&Gジャパン入社

森岡毅さんは、神戸大学経営学部を卒業後、1996年に外資系の企業であるP&Gに入社します。

P&Gでは、ブランドマネジャーとして、ヴィダルサスーンを担当。

ヴィダルサスーンの黄金期を築きました。

1996年に森岡毅さんと同期で入社した伊東正明さんの記事はこちら↓

元吉野家の伊東正明の経歴が優秀すぎる!年収は4000万円あった!?

一緒に旅行するほどの仲で、伊東正明さんに釣りを教えたりしてるそうです。

P&G世界本社へ転籍

2004年、森岡毅さんは、P&G世界本社(米国シンシナティ)へ転籍する事となります。

北米パンテーンのブランドマネジャーや、ヘアケアカテゴリーアソシエイトマーケティングディレクター、ウエラジャパン副代表を歴任します。

USJ入社

USJのCEO(最高経営責任者)のグレン・ガンペル氏は、USJの再生には集客策が不可欠と考えていました。

そこで、マーケティングのプロである森岡毅さんをヘッドハンティング。

2010年6月、森岡毅さんはP&Gを退社し、USJに入社します。

森岡毅さんは、入社直後からUSJの大改革を断行し、経営回復のための大戦略『三段ロケット構想』を掲げます。

三段ロケット構想とは…

・『USJの弱点であったファミリー集客を強みに変える』

・『集客の関西依存体質からの脱却』

・『効率的にテーマパークを経営するノウハウで新パークを日本全国やアジアへ多拠点展開する』

以上3つの構想から成り立つ経営回復の為の大戦略です。

森岡毅さんの活躍が功を奏し、経営危機にあったUSJを、たった数年で劇的なまでに経営再建する事に成功します。

そして2017年1月、森岡毅さんが44歳の時、USJを退社します。

株式会社刀の設立と、その実績

2017年10月18日、森岡毅さんはマーケティング精鋭集団である株式会社刀を設立します。

株式会社刀を設立した理由について、森岡毅さんはこう答えています。

私はマーケッター(価値を創造するプロ)なので、「消費者が何を求めているのか」を明確にしながら全体の戦略を考えるのが得意です。しかし、会社を立て直すには需要予測から戦略人事までの各分野で、図抜けた「その道のプロ」が必要です。USJでこうした「図抜けたプロたちによる最強チーム」を作るのに2年もかかりました。

そもそも、私のやりたいことは、自分の力で自分のマーケティングを成功させることではありません。自分の持っているスキルやノウハウのみならず、優秀な人々の能力も引き出して企業再生に結び付け、結果を出せるかに重きを置きます。だったら、最初から「チームでやったほうがいい」ということになったのです。

東洋経済ONLINEより

そして「マーケティングとエンターテイメントで日本を元気に」という大義の下、数々のプロジェクトを推進しました。

また、USJ時代に断念した、沖縄テーマパーク構想にも再び着手します。

2025年の開業を目指して取り組んでいるそうです。

その他、森岡毅さんが推進してきたプロジェクトは、以下のようになります。

・丸亀製麺の立て直し

・ネスタリゾート神戸の再出発

・農林中金バリューインベストメンツのおおぶね統一化

・西武園ゆうえんちのリニューアルオープン

プロジェクトの詳細も、気になりますよね。

その辺りも、詳しく見ていきましょう。

実績①丸亀製麺の立て直し

丸亀製麺は全国約800店舗の巨大チェーンに成長しましたが、2017年から既存店客数が16か月連続で、前年割れする事態となっていました。

そこで2018年に株式会社刀と協業します。

全ての店舗で粉から打った出来立ての価値を訴求、「ここのうどんは、生きている。」という新たなブランディングを押し出します。

それによって、わずか半年で既存店の集客を2割も増やして、V字回復するに至りました。

実績②ネスタリゾート神戸の再出発

破綻したグリーンピア三木はネスタリゾート神戸として再生されるも、慢性的な赤字に苦しんでいました。

そこでネスタリゾート神戸は、株式会社刀と協業します。

この協業にあたり森岡毅さんは、ネスタリゾートの周りに『山しかない』デメリットを『山がある』という風にメリットに捉えます。

森岡毅
森岡毅

マイナスの特徴をポジティブに、逆転の発想にするのが大事です。

そしてネスタリゾート再生の為に森岡毅さんが取った驚きの行動が、猟師の資格を取ったという点です。

森岡毅さんは、山の魅力を知る為に、猟師に弟子入りしたのでした。

森岡毅
森岡毅

山に人を呼ぶ為には、消費者の大自然に憧れる本能を、誰よりも分かる人間にならないといけないんです。それが一番分かりやすいのは、猟師の皆さんと一行動を共にする、真似事じゃダメ、本気でやらないと本能は分からない。

その時の経験が生かされ、ネスタリゾート神戸は、2018年9月に『大自然の冒険テーマパーク』として再々出発します。

これが大成功で、新キャンペーン開始からわずか1年で売上を2.6倍に増やす事に成功します。

コロナ禍の2020年には、春の緊急事態宣言で休止を余儀なくされますが、夏には果敢に新エリアをオープンします。

秋からは過去最高集客を更新し続け、終わってみれば初の黒字化を達成するという結果を残しました。

実績③農林中金バリューインベストメンツのおおぶね統一化

農林中金バリューインベストメンツは、日本最大規模の機関投資家である農林中央金庫グループの一角でした。

しかし一般的な知名度は決して高くはありませんでした。

そこで2019年8月に、株式会社刀と協業。

同年9月に金融商品のブランドを『おおぶね』に統一します。

そこからわずか2年で、口座数は7倍、運用規模は13倍にまで拡大するという成果を出します。

実績④西武園ゆうえんちリニューアルオープン

西武園ゆうえんちは1950年に開業、1988年の年間入場者194万人をピークとして、2019年には38万人まで減少していました。

施設は古く、老朽化が進んでいました。

そこで株式会社刀と協業し、2021年5月、『心あたたまる幸福感』をテーマに昭和の世界観でリニューアルオープンします。

本来テーマパークにおいて古いという事はネガティブな要素ですが、昭和の世界観という文脈にすると、古さは魅力となります。

コロナ禍と5月からの長梅雨という最悪のタイミングでのスタートに思われましたが、チケット売上はコロナ前の13倍にも増え、結果V字回復を果たしました。

まとめ

今回は株式会社刀の代表取締役CEO、森岡毅さんの経歴についてピックアップしました。

最強マーケターと言われるだけの事はあり、様々な会社でマーケターとして活躍し、その多くの業績を回復させてきました。

これからも日本企業を元気にしていかれるよう、活躍を期待しています。

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